ピッコロの声優は誰?古川登志夫の経歴と人気キャラを解説

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ドラゴンボールに登場する人気キャラ、ピッコロの声優は一体誰なのでしょうか。実は、ピッコロの声は途中で変わったのでは?という噂も耳にしますが、長年このキャラを担当しているのはベテランの古川登志夫さんです。彼の輝かしい代表作は数多く、大人気アニメのワンピースでエース役を務めたほか、近年話題となった鬼滅の刃にも出演しています。

この記事では、ピッコロの声優を務める古川登志夫さんのプロフィールや経歴、そしてピッコロ以外に演じた有名なキャラクターについて、詳しく掘り下げていきます。

この記事で分かること

  • ピッコロの声優、古川登志夫さんの詳しいプロフィール
  • ピッコロの声優が変わったという噂の真相
  • ワンピースのエースや鬼滅の刃など他の代表的な役柄
  • 古川登志夫さんの声優としての魅力と幅広い演技

声優ピッコロ役は誰?ベテラン古川登志夫の経歴

  • ピッコロの声優は古川登志夫
  • ピッコロの声優は途中で変わった?
  • うる星やつらなど数々の代表作
  • 幅広いキャラを演じる実力派
  • 俳優やナレーターとしても活躍

ピッコロの声優は古川登志夫

ドラゴンボールシリーズの主要キャラクターであるピッコロ(マジュニア)の声優は、古川登志夫(ふるかわ としお)さんです。古川さんは1946年7月16日生まれ、栃木県出身のベテラン声優で、青二プロダクションに所属しています。

1974年に声優としてデビューして以来、半世紀近くにわたって第一線で活躍を続けており、そのキャリアの中で数えきれないほどのキャラクターに命を吹き込んできました。ピッコロ役は、古川さんの代表的な役柄の一つとして広く知られています。

古川登志夫さんのプロフィール

  • 名前: 古川 登志夫(ふるかわ としお)
  • 生年月日: 1946年7月16日
  • 出身地: 栃木県栃木市
  • 所属事務所: 青二プロダクション
  • デビュー: 1974年

冷静沈着で悟飯の師匠でもあるピッコロの、厳しさの中に優しさがにじみ出る深みのある演技は、古川さんならではのものと言えるでしょう。

ピッコロの声優は途中で変わった?

「ピッコロの声優は途中で変わった」という噂を耳にすることがありますが、これは少し情報が混同されている可能性があります。

結論から言うと、悟空の仲間であるピッコロ(マジュニア)の声優は、ドラゴンボールZの登場から現在に至るまで一貫して古川登志夫さんが務めており、一度も交代していません。

噂の真相は「ピッコロ大魔王」の存在

では、なぜ声優が変わったという噂が生まれたのでしょうか。その理由は、ドラゴンボール(無印)に登場したピッコロ大魔王の存在が考えられます。

ピッコロ大魔王は、現在のピッコロが生まれ変わる前の存在ですが、このキャラクターの声を担当していたのは、2010年にお亡くなりになった声優の青野武さんでした。このため、「初代ピッコロ(大魔王)と二代目ピッコロ(マジュニア)で声優が違う」という事実が、「ピッコロの声優は途中で変わった」という噂につながったと推測されます。

したがって、私たちがよく知る緑色の肌のピッコロの声は、昔から変わらず古川登志夫さんが担当し続けています。

うる星やつらなど数々の代表作

古川登志夫さんはピッコロ役以外にも、アニメ史に残る多くの有名キャラクターを演じてきました。彼のキャリアを語る上で欠かせない代表作は数多く存在します。

特に有名なのが、1981年から放送された『うる星やつら』の主人公・諸星あたる役です。それまで二枚目役が多かった古川さんにとって、この役は初の三枚目キャラであり、彼の演技の幅を大きく広げる転機となりました。

ピッコロのようなクールなキャラクターと、諸星あたるのようなコミカルなキャラクターを両方完璧に演じ分けるなんて、本当にすごいですよね!

以下に、古川さんの主な代表作をまとめました。

作品名 キャラクター名 主な放送・公開年
うる星やつら 諸星あたる 1981年~
機動戦士ガンダム カイ・シデン 1979年~
Dr.スランプ アラレちゃん 空豆タロウ 1981年~
北斗の拳 シン 1984年~
機動警察パトレイバー 篠原遊馬 1989年~
ONE PIECE ポートガス・D・エース 2001年~
ゲゲゲの鬼太郎(第6作) ねずみ男 2018年~

この表を見るだけでも、年代を問わず常に話題作に出演し続けていることが分かります。

幅広いキャラを演じる実力派

古川登志夫さんの最大の魅力は、その驚くほど広い演技の幅にあります。彼の声質は「ハイバリトン」と称され、クールな二枚目から、お調子者の三枚目、さらには冷酷な悪役まで、多種多様なキャラクターを自在に演じ分けます。

例えば、以下のような対照的なキャラクターを見事に演じています。

演技の幅を示す代表的な役柄

  • 冷静沈着な師匠・策士タイプ:ピッコロ(ドラゴンボール)、篠原遊馬(機動警察パトレイバー)
  • 軽薄な三枚目・お調子者タイプ:諸星あたる(うる星やつら)
  • ニヒルで皮肉屋な青年タイプ:カイ・シデン(機動戦士ガンダム)
  • 情に厚い兄貴分タイプ:ポートガス・D・エース(ONE PIECE)

これほど異なる個性を持つキャラクターたちに、それぞれ説得力のある命を吹き込めるのは、長年の経験に裏打ちされた確かな演技力があるからこそです。強い男の中にある優しさや、おどけたキャラクターの裏にある真面目さといった、複雑な内面を表現する繊細な演技は、多くのファンを魅了し続けています。

俳優やナレーターとしても活躍

古川登志夫さんの活躍の場は、声優業だけにとどまりません。もともと俳優を志して日本大学芸術学部演劇学科に進学しており、若い頃はテレビドラマや舞台にも出演していました。

さらに、1980年には自ら劇団「青杜(せいとう)」を立ち上げ、代表として多くの公演で作・演出を担当するなど、演劇の世界にも深く携わってきました。この俳優としての経験が、キャラクターの心情を深く理解し、表現する声優の仕事にも活かされているのは間違いありません。

また、落ち着いた聞き取りやすい声質を活かして、ナレーターとしても多くのテレビ番組で活躍しています。『Do!スポーツ』や『脳内エステ IQサプリ』など、彼のナレーションを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。声優、俳優、ナレーターと、声と演技のプロフェッショナルとして多方面で才能を発揮しているのです。

声優ピッコロ以外の代表的なアニメキャラ

  • ワンピースでは主要キャラを担当
  • ワンピースで演じたのは火拳のエース
  • 話題作の鬼滅の刃にも出演
  • 機動戦士ガンダムのカイ・シデン役
  • うる星やつらの諸星あたる役

ワンピースでは主要キャラを担当

国民的アニメ『ONE PIECE』においても、古川登志夫さんは非常に重要で人気の高いキャラクターを担当しています。彼が演じているのは、主人公ルフィの義理の兄であり、白ひげ海賊団の2番隊隊長でもある「火拳のエース」こと、ポートガス・D・エースです。

エースは物語の重要な鍵を握るキャラクターであり、その登場は多くのファンに衝撃と感動を与えました。古川さんは、エースの持つ快活で自由奔放な性格と、仲間や弟を思う深い愛情を見事に表現しています。

ワンピースで演じたのは火拳のエース

前述の通り、古川さんが『ONE PIECE』で演じたのはポートガス・D・エースです。メラメラの実の能力者で、体を炎に変えて戦う姿から「火拳のエース」の異名を持ちます。

彼の生き様は、ルフィの成長に大きな影響を与え、『ONE PIECE』の物語全体の中でも特に感動的なエピソードとして語り継がれています。

エースの登場シーンはどれもかっこいいですよね!古川さんの声が、エースの持つカリスマ性と優しさにぴったり合っています。

【ネタバレ注意】マリンフォード頂上戦争

エースの物語は、特に「マリンフォード頂上戦争編」で大きなクライマックスを迎えます。彼の運命は非常に衝撃的であり、多くのファンの涙を誘いました。まだご覧になっていない方は、ぜひアニメや原作でその結末を見届けてください。

古川さんの情熱的で、時に切ない演技が、エースというキャラクターをより一層魅力的な存在にしています。

話題作の鬼滅の刃にも出演

社会現象を巻き起こした大人気アニメ『鬼滅の刃』にも、古川登志夫さんは出演しています。彼が担当したのは、「刀鍛冶の里編」に登場する上弦の肆(し)の鬼、半天狗(はんてんぐ)です。

半天狗は、普段は小柄で臆病な老人の姿をしていますが、追い詰められると分裂し、喜怒哀楽を司る若い鬼を生み出すという非常に特殊な能力を持っています。古川さんは、この分裂体である積怒(せきど)、可楽(からく)、空喜(うろぎ)、哀絶(あいぜつ)の声を、同じくベテラン声優の梅原裕一郎さん、石川界人さん、斉藤壮馬さん、武内駿輔さんと共に見事に演じ分けました。

大ベテランでありながら、常に最新の話題作で重要な役をこなし続ける姿勢は、彼の声優としての実力と人気の高さを物語っています。

機動戦士ガンダムのカイ・シデン役

ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』では、古川登志夫さんはカイ・シデン役を演じました。カイは、ホワイトベースのクルーの一人で、ガンペリーのパイロットなどを務めます。

当初は皮肉屋でどこか斜に構えた性格でしたが、戦いを通じて人間的に成長していく姿が印象的なキャラクターです。アムロ・レイやブライト・ノアといった他のクルーとは一味違った、現実的な視点を持つ彼の存在は、物語に深みを与えました。

古川さんは、このカイ・シデンの若さゆえのひねくれた部分と、その奥にある優しさや正義感を巧みに表現し、多くのガンダムファンから支持されています。続編の『機動戦士Ζガンダム』や劇場版にも登場し、成長した姿を見せてくれました。

うる星やつらの諸星あたる役

古川登志夫さんのキャリアを語る上で絶対に外せないのが、『うる星やつら』の主人公・諸星あたるです。この役は、彼のパブリックイメージを確立したと言っても過言ではありません。

諸星あたるは、超がつくほどの浮気者で、地球を救うためとはいえ鬼の少女ラムちゃんと結婚する羽目になったトラブルメーカーです。彼の巻き起こすドタバタな日常が、この作品の魅力の中心となっています。

原作者が認めた「完璧な」あたる役

実は、放送開始当初、古川さんの演技に対して一部から「イメージと違う」という声があり、降板も検討されたことがあったそうです。しかし、原作者である高橋留美子先生が「キャストは全員イメージに近く、特にあたるは完璧」と絶賛したことで、続投が決定したという有名なエピソードがあります。原作者お墨付きの演技だったのですね。

古川さんのハイトーンでまくし立てるようなセリフ回しは、あたるのキャラクターを完璧に表現しており、ピッコロ役とは180度異なる彼の演技の幅広さを世に知らしめました。

まとめ:声優ピッコロは古川登志夫

この記事では、ドラゴンボールのピッコロの声優を務める古川登志夫さんについて、その経歴や多彩な役柄を詳しく解説しました。

  • ピッコロの声優はベテランの古川登志夫さん
  • Z以降のピッコロ役は一度も交代していない
  • 声優が変わった噂はピッコロ大魔王との混同が原因
  • 代表作にはうる星やつらの諸星あたる役がある
  • 諸星あたる役は彼の演技の幅を広げる転機となった
  • 機動戦士ガンダムではカイ・シデン役を演じた
  • カイ役では人間的な成長を見事に表現
  • ワンピースでは火拳のエース役を担当
  • エースのカリスマ性と深い愛情を熱演
  • 鬼滅の刃では上弦の肆・半天狗を演じた
  • クールな二枚目から三枚目まで演じ分ける実力派
  • 俳優として舞台経験も豊富
  • 自ら劇団を主宰し作・演出も手掛けていた
  • ナレーターとしても多くの番組で活躍している
  • 長年にわたり第一線で活躍し続けるレジェンド声優
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